演奏会レポート③

こんにちは!すこーんと申します。

まずは第13回定期演奏会にご来場いただきました皆様。
ありがとうございます。ありがとうございます。
今回、第2部ファイアーエムブレムの選曲、編曲に関わらせていただきました。

ラピドリで大規模にファイアーエムブレム(以下FE)を取り上げるのは
実に7年ぶりとなりましたが、いかがだったでしょうか。

FEもシリーズを重ねて実に18タイトルが並びます。
人気曲、有名曲、それぞれが思い入れのある曲……
様々な音楽がありつつも演奏会で取り上げられるのはごく一部です。

団内のエムブレマー(FE好きのファンのこと)が集まり、
様々議論を尽くし、血を血で洗うような話し合いが行われました。
この時の選曲議論は「ラピドリ選曲の惨劇」と呼ばれているとかいないとか。
勢いあまって血の同窓会になってしまう所でしたが、
その模様はパンフレットの「ついにファイアーエムブレムが演奏できる」でも若干触れていますので、ご一読いただけますと幸いです。

「あの曲が入っていない!」というお声も、もちろんあるかと思いますが、
相当な熱量をもったファンが集まって今回のプログラムに至った
という背景をご考慮いただけますと幸いです。

これにはもちろんFEの演奏機会が少ないこともあり、個々のタイトルなどが取り上げられる機会が増えれば今後、様々な曲を取り上げる日もくるかもしれません。(運営さんチラッ。)

そんなエムブレマーのもっと演奏したいんだ!という気持ちが様々な所で
フレーズとして散りばめられていました。
外伝の戦闘曲、アグストリアの後のエルトシャンなどなど……
FEが好きな方には伝わっていたこと、
感想などを拝見して本当にうれしく思います。

私個人としては練習のたびに念願のFE音楽がオーケストラで演奏されているのを聴いてずっと楽しかった1年でした。
音楽を形にしてくださる佐々木先生、団員の皆様には感謝しかありません。
実際に練習で少しずつ形になっていく音楽の
その現場に立ち会えたこと自体が大きな喜びでした。
同時に楽譜を仕上げないといけないプレッシャー、
演奏会のプログラムを楽しんでいただけるか不安もありました。

本番の演奏はそんな長い練習、準備期間からすると、
あっという間に終わってしまった……というのが正直な感想です。
実は前日まで何の感慨も実感もなく、
普通の日々のような感覚に戸惑いすらあったのですが、
本番が始まってみると、やはり特別な感情があるようで
「この世界の頂で」を弾いていた時に終わってしまうんだ……と
演奏会の終わりを感じ、涙をこらえきれませんでした。
プログラム最後にふさわしいすばらしい編曲、すばらしいソロ、
今年1年のラピドリを締めくくる凄みのある演奏だったのではと思います。
演奏会が終わってしまうのが寂しく、
アンコールも2曲ぐらいやりたい気持ちだったのは内緒です。

FEとは関係ないですが、
静かな曲と楽しい曲でアンコールが2曲ある演奏会がとても好きなので、
いつかラピドリでもできたらな~と思っています。
突然のアンコール、どうかお許しいただきたい。(2回攻撃)

長年の願いであったファイアーエムブレムを
オーケストラで演奏するという夢が叶い、
ここで一区切りという気持ちもあります。
とはいえ、まだまだファイアーエムブレムを演奏したいので、
次の機会を虎視眈々と索敵マップの影から狙っていきたいです!
まずは団員にバサークの杖を……!